口内炎の症状や原因、治療方法とは

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口内炎(読み方:こうないえん)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、医科サプリ編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
西 とも子 先生 にし歯科医院 院長

口内炎とは

「口内炎」は、その名の通り、口の中やその周辺の粘膜におこる炎症の総称です。主に頬の内側をはじめとする広い範囲に発生する炎症で、多くが痛みを伴います。ひとつだけでなく、いくつもできたり、長引く場合もあります。

引用:エーザイ Chocola.com
https://www.chocola.com/kounaien/symptom01/

西 とも子 先生 にし歯科医院 院長ドクターの解説
口内炎は口の中の粘膜に生じる炎症の総称です。原因はいろいろありますが基本的にはウィルス性のものが多く、体調が落ちてきたときに表面化しやすいです。痛みを強く感じることが多いです。痛みを感じない場合でも、がんの初期症状の場合もあるので、数週間経っても治らない場合は受診しましょう。

口内炎の症状

食事がしみやすいものの痛みがあまり強くなく、粘膜に赤い腫れやところどころにポツポツと斑点や浮腫ができるのは、比較的軽症の口内炎と言えます。中でも最も多いのがアフタ性口内炎と呼ばれる症状。白か黄色の膜で覆われた米粒くらいの潰瘍ができ、食べ物がしみることがあります。通常1~2週間で治まりますが、繰り返しできる場合もあります。

重度になると、びらんと呼ばれるただれや、白い膜が覆ったり、盛り上がりやえぐれた穴や水疱ができる場合も。食事や会話もできないほどの痛みを伴い、出血がみられる場合は重症の口内炎が考えられます。

引用:エーザイ Chocola.com
https://www.chocola.com/kounaien/symptom01/

西 とも子 先生 にし歯科医院 院長ドクターの解説
口の中にクレーターのような窪みのある潰瘍ができ、痛みが強い場合もあります。通常1週間から10日程度で症状は改善します。
また、あっていない入れ歯や虫歯などの放置により、歯や詰め物の尖った所が原因で傷ができることもあります。まれにがん化することもあるといわれています、気がついたら速やかに受診しましょう。
口角炎の場合は症状が長引くことも多く、原因によっては数ヶ月以上続くこともあります。

口内炎の原因

口内炎の最も一般的な原因は以下のものです。

・再発性アフタ性口内炎(アフタ性口内炎、 再発性アフタ性口内炎)
・ウイルス感染症(特に単純ヘルペスと帯状疱疹)
・その他の感染症(真菌または細菌によるもの)
・損傷または刺激性の食べものや化学物質
・タバコの使用
・薬(特に化学療法薬)および放射線療法
・全身性疾患

引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/18-口と歯の病気/口と歯の病気の症状/口内炎(口腔のただれや炎症)

口内炎の検査法

検査が必要かどうかは、病歴聴取と身体診察の結果によって決まりますが、警戒すべき徴候の有無が特に重要になります。口内炎が短期間みられ、全身性疾患の症状や危険因子がない人には、おそらく検査は必要ありません。口内炎が何度か発生している人では、ウイルスと細菌の培養および様々な血液検査が行われます。明らかな原因のない持続的な口内炎に対しては、生検が行われることがあります。

引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/18-口と歯の病気/口と歯の病気の症状/口内炎(口腔のただれや炎症)

西 とも子 先生 にし歯科医院 院長ドクターの解説
原因はいろいろありますが、通常はウィルス性の場合が多いです。ストレスや疲労等で体調が落ちてきたときにできることが多いです(免疫力の低下)。また、入れ歯や歯科金属が合ってないことによって傷ができ、口内炎になることもあります。

診察に関しては、外傷性の物であれば視診で判断できますし、それ以外のものは顕微鏡などを用いた検査や問診を参考にして判断します。

口内炎の治療方法

■投薬治療
口内炎の治療薬として使用されるのは、炎症を抑制とするステロイドの塗り薬が中心です。ウイルスが口内炎となっている場合、ウイルスに合わせて抗ウイルス薬が処方される場合があります。
■高周波治療
高周波の電流を用い、患部を消毒・消炎する治療を行う場合があります。高い消炎効果から、治療後にすぐ痛みがなくなることが多いようです。また、殺菌により自然治癒力が高まる効果も期待できます。
■レーザー治療
レーザー治療では、口内粘膜のタンパクを凝固させることで、口内炎の傷口を塞ぎます。痛みもなく、一度の施術で消炎・殺菌・自然治癒力の向上など多くの作用が得られることから、非常に有効な口内炎治療として評価されています。

引用:湘南メディカル記念病院
https://www.sbc-hospital.jp/care_skin/stomatitis.html

西 とも子 先生 にし歯科医院 院長ドクターの解説
炎症を抑えるうがい薬を使用したり、ステロイド剤を患部に貼ったり塗ったりします。また、最近では症状の緩和、治癒促進のためレーザー照射を行ない治療することも増えました。大きさにもよりますが、通常1週間から10日程度で治ります。

但し、口内炎が大きい場合や2週間以上様子を見ても治らない場合は、何か他に原因があるかもしれません。また痛みがなくてもこのような状態になっている場合は悪性腫瘍の疑いもありますので、いずれの場合でも症状が出たら速やかに歯科医に相談しましょう。


この記事の監修ドクター

西 とも子 先生 にし歯科医院 院長西 とも子 先生
にし歯科医院 院長

PROFILE

●経歴
北海道医療大学歯学部 卒業
北海道医療大学歯学部 歯科放射線学講座
かむかむクリニック(釧路) 勤務
医療法人清心会 勤務
にし歯科医院 開業

●所属学会
日本歯科放射線学会 認定医
日本口臭学会 認定医
歯科エックス線 優良医
日本小児歯科学会
国際歯周病内科学研究会
オーラルプラセンタ医学研究会
ドライマウス研究会

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