ウイルス性肝炎の症状・原因・治療方法についてご案内

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ウイルス性肝炎(読み方:ういるすせいかんえん)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、医科サプリ編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
半田理雄 医師(医療法人晃生会 半田クリニック 副院長)

ウイルス性肝炎とは

肝臓のがん「肝がん」を引き起こす原因の一つが、ウイルス性肝炎です。肝炎を引き起こすウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型などがあります。日本では、肝がんの原因の約65%がC型肝炎ウイルスで、約15%がB型肝炎ウイルスです。これらの肝炎ウイルスに感染したまま何の対策もとらず放置していると、多くの場合、肝がんを引き起こすリスクが高まります。C型肝炎が原因で肝硬変になった人の3~8%は、1年で肝がん移行するという調査報告もあります。

引用:NHK健康チャンネル
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_629.html

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長ドクターの解説
ウイルス性肝炎は、血液を媒介に感染する病気です。
A型は牡蠣等を食べて口から入ることで感染します。
B型やC型は、性交渉以外にも入れ墨やピアス等から感染することもあります。

ウイルス性肝炎の症状

肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。一部の方では、倦怠感、食欲不振、吐き気、黄疸(皮膚が黄色くなること)などの症状が出ることがありますが、全く症状が出ないことも少なくありません。

引用:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/04.html

ウイルス性肝炎の原因

A型・E型肝炎ウイルスは主に水や食べ物を介して感染し、B型・C型・D型肝炎ウイルスは主に血液・体液を介して感染します。
B型肝炎

B型肝炎ウイルス(Hepatitis B Virus=HBV)を病原体とする感染症です。B型肝炎ウイルス持続感染者の母親からの感染(母子感染)、B型肝炎ウイルスをもった人とのカミソリや歯ブラシの共用、入れ墨、ピアスの穴開け、違法薬物使用時の回し打ちなどによる感染(血液感染)、性行為による感染の3つが主な感染経路です。感染の原因の多くは感染者との性的接触によるものと考えられています。

C型肝炎

C型肝炎ウイルス(Hepatitis C Virus=HCV)を病原体とする感染症です。C型肝炎ウイルスはほとんどが血液を介して感染します。具体的には、輸血、薬物使用による針や注射器の共有、入れ墨などです。出産時や性行為による感染もありますが、感染力が弱くまれにしか感染することはありません。

引用:東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/hepatitis/

ウイルス性肝炎の検査法

肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液を採取して調べます。わずかの時間の検査で、数週間後には結果を知ることができるので、気軽に受診できます。
なお、肝炎ウイルスに感染した直後では、身体の中にウイルスが存在しても、検査で感染を発見できないことがあります。ですから、感染したのではないかと不安になったときでも焦らずに、数週間後に検査を受けてみてください。

引用:財団法人 ウイルス肝炎研究財団
http://www.vhfj.or.jp/06.qanda/about_hv.html#06

ウイルス性肝炎の治療方法

B型肝炎

急性肝炎に対する特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が行われます。安静と食事療法が基本になります。慢性肝炎に対する治療は、インターフェロンや核酸アナログ製剤などがあります。

C型肝炎

急性肝炎に対する特別な治療はなく、症状に応じた対症療法が行われます。安静と食事療法が基本になります。慢性肝炎に対する治療は、インターフェロンやリバビリンといった薬による治療を行います。これまでは注射薬のインターフェロンを用いた治療が中心でしたが、2014年には内服のみのインターフェロンフリー治療が登場しました。

引用:東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/hepatitis/

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長ドクターの解説
A型(急性)の治療期間は、肝臓を休めるために入院をしての点滴治療となるため、比較的短期間で済みますが、B型及びC型(慢性)の治療期間は、肝硬変や肝臓がんになることも考えられるため治療に長期間を要します。ただ現在では、慢性のものもインターフェロン療法等抗ウイルス剤で治るようになってきました。


この記事の監修ドクター

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長半田理雄 医師
医療法人晃生会 半田クリニック 副院長

PROFILE

「胃・大腸カメラ検査はつらい」と思われている方も多いかと思いますが、当クリニックではそうした方にも安心して検査を受けて頂くために、麻酔の使用、鼻からの胃カメラ検査、水浸法による大腸カメラの挿入、カプセル内視鏡の導入など、できる限り負担を軽減するように努めています。また、メディカルアロマテラピーの資格を持つ看護師がアロマを焚くなどして、リラックスできる検査空間作りにも努めています。早期発見・早期治療のためにも定期的に胃・大腸カメラ検査などを受けられて、ご自身の健康状態をチェックされることをおすすめします。

担当診療科目
内科一般、胃腸科、肛門科、禁煙外来、在宅訪問診療

所属学会・資格
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本大腸肛門病学会
日本禁煙学会 認定指導医
八尾市立大正北小学校 学校医
保育園・放課後等デイサービス 嘱託医

プロフィール
平成7年
大阪星光学院高校卒業
平成14年
香川大学医学部卒業
平成14年
大阪大学医学部附属病院 外科
平成15年
箕面市立病院 外科
平成20年
大阪大学医学部附属病院 消化器外科

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