これは水虫?足の水虫の種類と症状と予防法

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毎年季節になると、水虫を繰り返してしまう人、結構いるのではないでしょうか?日本人は3人に1人は、足の裏に水虫の原因菌をくっつけて歩いているといわれています。一口に水虫と言っても、症状や発生する部位はさまざまです。まずは水虫自体の概要から、症状の種類、また予防法について、医科サプリ編集部がお届けします。

この記事の監修ドクター:
布施 恵理 医師(せや皮膚科クリニック 院長)

そもそも水虫って何?

水虫とは、カビの一種の白癬菌が角質に寄生することによって起こります。白癬菌は、皮膚のいろいろな部分に感染しますが、足は靴を履いて蒸れた状態である時間が長いため、菌にとって住み心地がよい状態が続くので、繁殖しやすくなり、水虫の90%以上は足に発症します。また、日本人については、3人に1人は白癬菌を足の裏に持っているといわれ、素足で人が出入りする場所には、菌があるものと考えられます。水虫の治療には、薬を塗布するのが一般的で、皮膚科医より処方された、抗真菌薬を指示通りに、塗布していれば2~3ヶ月程度で、完治します。

水虫のできる部位と症状

症状は足でもできる部位によってさまざまに分かれます。乾燥型、ジクジク型などできる発疹の種類もいろいろあります。水虫のできる部位ごとに症状を説明します。

足の指の間

水虫の中で最も多いタイプで、薬指と小指の間に一番よくでき、趾間型と呼ばれます。足の指の間がふやけて湿ったようなジュクジュクした症状もしくは、皮がむけて赤くなる症状があらわれます。夏に症状が現われ、冬になると症状が治まり、一見治ったような状態になりますが、治ったわけではありません。

足裏、フチ、指の付け根

足の裏やフチ、指の付け根に小さい水ぶくれができるタイプで、小水疱型と呼ばれます。小さな水泡は敗れるとリンパ液が出てきて、ジュクジュクします。かゆみが強く、そのうち赤くなって皮がむけてくるのが特徴です。

かかと

かゆみなどの目立った症状が特にないタイプの水虫で、角質増殖型と呼ばれます。かかとの角質が厚くなり、カサカサしたり、ひび割れができたりするなどの症状が起きます。このタイプはそのまま爪の水虫につながることもあります。かかとの角質が厚いため、薬の吸収が悪く、飲み薬で治療することもあります。

水虫が治りきらない理由

水虫は治療法が確立されているにもかかわらず、一度かかると何度も繰り返してしまう人がいます。完治に至らないのには、以下の原因が考えられます。当てはまる項目がある場合には、以下に気をつけるようにしましょう。

塗り薬を指定された範囲に、指定された期間塗る

水虫の薬は、見た目の症状やかゆみが良くなったとしても、そのあと1ヶ月程度はそのまま続ける必要があります。症状がなかったとしても、両足に塗り、さらに症状のある部分だけではなく、足の広範囲にわたってしっかりと塗ります。薬はお風呂などに入り、足を洗ったあと、よく乾かして乾燥した状態で塗ると効果的です。

家族や身近な人に無自覚に水虫にかかっている人がいる

知らない間に、家族間で水虫をうつしあっている場合があります。家族がかかったら、残りの家族も検査をして、かかっていた場合は同時に治療することで、完治へ向かうことができます。水虫にかかった人から剥がれ落ちた角質には、何週間も白癬菌が生き残っている場合があります。そのため小まめに掃除をしたり、スリッパを分けて着用したりすることも有効です。

スポーツクラブのプールや入浴施設などに頻繁に出入りする

素足で大勢の人が利用する、湿った場所を利用する頻度が高い人は、感染する可能性も高くなります。そのような人は、しっかりと足を洗って予防する必要があります。

爪水虫に感染しており、それが治っていない

爪水虫は爪白癬といい、カビが爪に感染した状態のことを指します。白癬に爪が感染すると、先端から白、黄色、黒っぽく変色し、爪が厚くもろくなっていきます。かゆみや痛みなどの症状は一切なく、気がつかない方が多いのも事実です。爪が感染していると、菌を持っている状態となりますので、足にも感染しやすくなり、何度も繰り返すということにつながります。原因がわからず何度も水虫を繰り返す場合は、爪水虫を疑いお医者さんで相談してみましょう。

水虫の予防法

水虫を予防するには、水虫が繁殖しやすい湿った状況を作らないことが一番大切です。感染しないようしっかりと予防するために、日ごろのケアなどの予防法をお伝えします。

体を清潔に!

足は靴を履く時間が長いので、蒸れやすく、白癬菌の好む湿度の高い状態になりやすい場所です。そのため、日々の入浴ではしっかり指の間まで石鹸で丁寧に洗うようにしましょう。また、角質を傷つけると、白癬菌が角質の中に入り込みやすくなるので、角質とりは程々がよいでしょう。

家庭内を清潔に

家族に水虫の人がいる場合は、浴室の足拭きマットや、スリッパなどを共用することが感染の原因となります。なるべく共用はさけて、よく洗いしっかり乾かすことが重要です。床などの掃除もできるだけ小まめに行うとよりよいです。

靴や靴下などの工夫で湿度を下げて快適に

通気性のあまり良くない革靴や、タイトなハイヒールなどは、足の指が蒸れやすい状態を作り出します。そのため足にあった通気性の良い靴を選ぶことも重要です。また、同じ靴を毎日履くと、一日履いた靴にたまった湿気が抜けきれない状態で次の日も履くこととなります。そのため、白癬菌が繁殖しやすい状態を作り出してしまいます。

靴は何足か用意して、順番に履き替えるようにしましょう。靴下もナイロン製は避けるようにして、通気性のよい木綿や麻素材がお勧めです。一日履いたら洗い、清潔なものを身につけるようにしましょう。

水虫は日ごろのケアと予防が肝心!

水虫はかかっている人も多く、よく聞く身近な感染症です。それ自体が即命に関わるような病気ではありませんが、家族や周りの人にうつしてしまいますし、他の病気を持っている場合などは重症化してしまうこともありますので、早めの対策が必要です。足はどうしても靴を履くので、湿り気が多く、汗をかくので蒸れてしまいます。そのため少しでも快適に過ごせるように、靴や靴下の素材選びから、毎日の入浴の際のケアなど、小さなことから気をつけていくことで予防できます。また、もしかかってしまったかなと思う場合には、自分で判断すると見誤ることも多いので一度皮膚科をしっかりと受診して診断を仰ぐことが重要です。また、再発の原因に完治するまえに薬をやめてしまうことが挙げられるので、薬は言われたとおりに、しっかりと使うことが重要です。日ごろのケアで、自分も周りも健康で健やかな足で過ごせたらいいですね。

布施 恵理 医師 せや皮膚科クリニック 院長監修ドクターのコメント

水虫はきちんと診断をした上で医師の指導のもとで治療をすれば、治る病気です。医療機関にかかる前に自己判断で抗真菌剤を外用してしまうと、顕微鏡検査などで真菌陰性となり、診断までに時間がかかってしまうことがありますので注意が必要です。また湿疹と足白癬と混在している場合は同時に治療が必要なので、抗真菌剤の内服などを合わせて治療することもあります。自己流の治療で水虫をこじらせてしまわないように、ぜひ皮膚科専門医へ受診していただくことをお勧めします。

 

監修ドクター:布施 恵理 医師 せや皮膚科クリニック 院長

この記事の監修ドクター

布施 恵理 医師 せや皮膚科クリニック 院長

出典:http://www.seya-hifuka.com/
布施 恵理 医師
せや皮膚科クリニック 院長

PROFILE

聖マリアンナ医科大学医学部 卒業
聖マリアンナ医科大学 大学院医学研究科(臨床医学系皮膚科学専攻)博士(修士)課程修了
聖マリアンナ医科大学 勤務
東京都立駒込病院 勤務
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科 副部長
聖マリアンナ医科大学皮膚科 講師
現在、聖マリアンナ医科大学皮膚科 非常勤講師

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せや皮膚科クリニック

出典:http://www.seya-hifuka.com/

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住所 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷4-5-7 レラジオーネ101
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休診日 水曜日・土曜日・日曜日・祝日
Pickup 【保有資格】
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